「島風景」
この作品は、沖縄・竹富島の景色を描いたものです。
ご存知のように竹富島は昔ながらの島の様子が
今も、ほのぼのと守られている素敵なところです。
なごみの塔に登ってくるりと見渡せば、美しい空と海に
つながる家なみに、いろいろなシーサーがながめられます。
「花虹」
この作品は、ブーゲンビリアの虹を見上げるシーサーさんを描いたものです。
同じ場所の写真が2005版のぴあの沖縄ガイドブックの表紙になっていましたね。
今度は、私の作品で表紙をかざっていただきたいと思ってしまいます。
「かりゆし」
こちらは、ちょっとシブい感じのシーサーを描いたものです。
本当にいろいろなシーサーが個性豊かにたたずむ竹富島のなかでも、鋭いイメージが発せられていたのがこの方です。
加理優志は、かりゆし(島のことばで、おめでたい)を勝手にあて字にしたものです。渋くいこうと漢字にしましたが、ちょっと族っぽい感じがしないでもないですかね・・・

「竹富三人衆」
竹富島で描かせていただいたシーサーさん達の中から、
三人の方にユニットを組んでいただきシリーズで描いてみました。
「うみちっち」
うみちっちは、思いっきりという意味だと思います。
島のことばを少しずつ知っていこうと思い書かせていただいています。
でてくる言葉の中で、やはり心ひかれるものがいくつかあり、うみちっちもそのひとつです。
なかなかできないけれど、やっぱりうみちっちに生きたいものですね。
この作品は、赤・オレンジ・茶が中心のシーサーさんをなぜかグリーンのイメージで色づけしたところもポイントですね。
「きむなさき」
きむなさきは、島のことばでいう、思いやりの心だそうです。
小鳥は本当にシーサーさんのてっぺんにとまってひと休みしていました。ただし、青い鳥ではなかったのですが、ついつい幸せになりたくて青く描いてみました。
竹富島郵便局の屋根を守っているシーサーさんです。
「うっさいびーん」
うっさいびーんは、嬉しいという意味だそうです。
魚をくわえたシーサーさんは、きっとうっさいびーんでしょう。
くわえられた魚さんも、けっこううっさいびーんな表情に感じますね。
思いっきり喜んでしっかり食べてくれるなら、魚さんとしても食べられがいがあるというものでしょうか・・・

「名護八部衆」
最近の沖縄紹介の本にも出てきています、名護市役所にいるシーサーさんたちです。
もっとたくさんいるのですが、私の中にピンときたもので、八部衆というシリーズで描かせていただきました。
青森で見た、棟方志功さんの作品、八部衆への感動から名づけました。